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OB・保護者による進路講演会

 
  2009.6.12(金)13:40−15:10

 4回目となる「OB・保護者による進路講演会」では、‘人の命に関わる仕事’に従事されているお二人の方をお招きし、講演していただきました。
    苫小牧市消防署警防課 小野 勝也 氏
    北海道文教大学人間科学部看護学科 泉澤 真紀 氏
両氏とも昭和58年度卒業生です。

 小野氏は、営利目的のない、人の役に立てることをしたい‘正義の味方アンパンマン’を目指して消防の道を選びました。消防の組織・車両・業務を学ぶ傍ら、バックドラフト・フラッシュオーバーに注意しながらの消火活動。「常に新鮮な気持ちで臨める仕事、高い達成感のある仕事ですが、1日おきの勤務体制、災害時の緊急出動など周りの理解が必要である」ことを強調されました。
 また、「いつごろ今の進路を決めたのですか」という生徒からの質問に対して、「いまでも将来の目標は変わっています。運転手・野球選手・学校の先生、そして、お世話になった地域への恩返しとして選んだ今の仕事。小・中・高その時々に出会った事や人の影響で変わってきた進路です。」と述べられました。
進路講演会 進路講演会 進路講演会 進路講演会
   泉澤氏は、看護の仕事を高3の秋に決めました。その人の幸せを祈りながらお世話をする、そして、医療チームの一員として行う看護を「生命の尊厳と人間の尊重」ととらえています。苫小牧市立病院の始めての小児科配属、受け持った子供の死に触れ、人の命に関わる仕事であることを痛感し、本当の看護の道に導かれたといいます。
 その後は大阪勤務で助産婦を目指し猛勉強、さらに、オーストラリアの大学院通信教育を主席卒業など、いつも「夢をあきらめないで」頑張る泉澤氏は「看護することは、人生丸ごとの経験」だとおっしゃいます。
 最後に生徒の皆さんに、「早く親元を離れて苦労して欲しい、そして、苫小牧・北海道・日本を飛び出して世界に目を向けて欲しい」とメッセージを送られました。
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