みんなありがとう! −学祭閉祭式−
学校祭の時期にお子さんが、「毎日帰りが遅い」「部活動を引退したはずなのに受験勉強していない」「疲れきっている」「部屋にこもってパソコンで何かをやっている」「いったい学校で何をしているのだろう」と思ったことありませんか。
学校祭の準備?学校祭って何?所詮子どもの遊び? 学校祭と東高生。 創意工夫、大人にはできない、若い高校生ならではの発想、企画、アイデア。 リーダーも、最初乗り気ではなかった者もそれぞれの役割を果たし、力を合わせ仕事を進める。
思いやり、そしてお互い疲れ切ってからの精神的にも肉体・体力的にもギリギリ極限の状態での、本音の本気の議論・口論・トラブル、そしてそれを乗り越える力。
黙々と続ける作業、何度も繰り返した練習、溢れるエネルギー。
全力投球した者だけに得られる、達成感に溢れて迎えるフィナーレ。
受験勉強には役には立たないかもしれないがそれ以上の何か(でも勉強ももっとやって欲しい)、真剣にぶつかりあった、汗を流して涙を流して、本気で取り組んだ者が味わう感動。
「ものすごく感動する」「準備期間からの学校祭全てが集約されている」と、子どもからなんとなく聞いていた閉祭式。
3年生が部活動最後の試合で見せた涙みたいに、親の知らない子どもの姿は学校祭の閉祭式にもあるらしい。
今回、一般公開終了後に行われている閉祭式を広報委員会「東風」前期号担当の4名が取材しました。そしてパワーとエネルギーをもらってきました。
<各部門の表彰> ◎自由企画部門 ◎休憩所部門 ◎出店・売店部門 ◎食堂・パーラー部門 ◎ステージ部門 ◎映画部門 |
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<表彰の内容と様子>
各部門ごとに優秀賞、最優秀賞の作品がステージ上に映像が現れての発表。表彰者が各クラスまで行って学級の代表者に賞状が手渡されました。表彰されたどのクラスもその場で立ち上がり大喜び。また最高の賞として「ガタデミー賞」の発表、体育館がシーンとする中、映像が流れ“3年2組”と発表されると、飛び上がり大喜びでした。
私は今回の閉祭式には、広報委員として参加させて頂き子供達の様子を見させてもらいましたが、子供達のパワーとエネルギーはすごいものを感じました。思わず私も学生時代に戻った気分にさせてもらいました。ありがとうございました。
学校祭、3年目にして始めて知った事があります。それは各部門で賞があることと更に、ガタデミー賞というものがあること、知らなかったのを私だけでしょうか?
<映画部門>
今回、広報委員の取材として、学校祭の閉祭式を見させて頂きました。今まで、間接的に子供から聞いたり、一般公開で、少し見学させてもらったりしていましたが・・・子供たちが、どんなにがんばり、協力し、作り上げてきたのか・・・わかった気がしました。
映画部門では、4クラスの参加で優勝のクラスは、夜王→夜郎の映画でした。・・・内容はホストの主人公がなれない世界でがんばってNo.1ホストになる様子を映画にしたものです。
内容は、どうしてホストなの?と思いましたが、カメラの技術、編集、音楽、PR、それぞれが役割分担されて、高校生が、ここまでの技術を持って、作り上げている様子は、感動しました。
閉祭式の最後に、音楽とスライドには、涙が出るほど、努力の重みと、達成感を感じました。
広報委員のお陰で、私も大きな思い出ができました。ありがとうございます。
<ステージ部門>
ステージ部門4作品を全て見せてもらった私には『賞の発表』が酷なことに思えた。どのクラスも甲乙つけ難いパフォーマンスだったからだ。
個性的な演技とスマートなダンスで来年への飛躍を期待させた『シンデレラ』。
かなりの練習量を想像させる趣向をこらした4つのダンスを生かし、音響にも凝ったミュージカル『Think of You』。
前半の巧妙なナレーションに爆笑し引き込まれたかと思うと、後半は本格的な魂のこもったセリフで観客を釘付けにした『走れメロス』。
一人一人の役者が3年間の己の存在を全てセリフに乗せたかのような勢いで、老若男女の観客の大爆笑を誘った『白雪姫』。
その中で、優秀賞は『走れメロス』、最優秀賞は『白雪姫』が受賞。感動のラストステージでは、セリフの至る所に「ガタ高最高」などのアドリブを入れ、うだる暑さの中で倒れんばかりの演技で全校生徒を魅了した。
熱い、熱いステージ部門。感動をありがとう。
<テーマソング〜フィナーレ>
ガタデミー賞発表の後は、いよいよ閉祭式もフィナーレに向けて最高潮!オリジナルのテーマソングを、ステージ前に駆け寄りみんなで熱唱。森田君の歌やアンコールで、心のパワー全開でした。
「ガタだ 祭りだ 青春ボンバー!」
実行委員長が感極まって涙ぐみ、言葉に詰まりながら言っていた「みんな、ありがとう。」押し寄せる感情と大きな歓声に、青春真っ只中のガタ高生の素晴らしい姿を見ることができました。
体育館の壁面に映し出される数々のシーンが、今燃え尽きようとしている若者の目にも心にも染み込んでくる。
「リンダ リンダ」「少年時代」の歌とともに、会場が感動に包まれ、これから又歩み始めていく背中を、そっと押してくれたような気分を味わいました。
−ガタ高の生徒で、良かった。−